9月1日は「防災の日」。
この機会に、あらためて緊急時の集合場所や避難グッズなどを確認しておきましょう。
“ホットライン”として作られたLINE
LINEは、2011年3月の東日本大震災発生時にはまだこの世に存在していませんでした。
まさに開発途中だったので、社員一同、「こういうときにこそ、大切な人と連絡を取ることができるサービスが必要だ」と強く感じ、3ヵ月後の6月にLINEを誕生させました。
LINEは、電話回線がつながらなくても、インターネット回線がつながる環境であれば利用できます。
また、「既読」マークは、相手が緊急事態で返信すらできなくてもメッセージを読んだことが伝わるように、と付けた機能です。
また、「既読」マークは、相手が緊急事態で返信すらできなくてもメッセージを読んだことが伝わるように、と付けた機能です。
大事なときの“ホットライン”としても使えるように、という想いを込めて、「LINE」はできあがりました。
緊急時に役立つLINEの機能
今回は、災害などの緊急時に役立つLINEの機能・関連サービスをご紹介します。
(1) 位置情報を知らせる
■避難場所など、いざという時に使う情報は「ノート」に記録
避難場所や緊急時の対応など、忘れてはいけない大切な情報は「ノート」機能に保管すると、いつでも見返すことができます。
「ノート」は、各トーク画面上部のノートマークから、文章・画像・動画・位置情報などが投稿可能。
例えば、避難場所の位置情報を投稿しておけば、住所と地図の形式でいつでも見返すことができます。
■「ここはどこ!?」自分の居場所が分からなくても知らせることができる位置情報送信機能
LINEのトーク(メッセージ)で自分の居る場所の住所と地図を送ることができます。
トーク画面の「+」マークから 「位置情報」を選ぶと地図が表示されます。スマートフォンのGPS機能をONにしていれば、自分の居場所が表示され、そのままトーク画面に送ることができます。
■みんなの居場所が分かるアプリ「LINE HERE」
部活やご近所さんなど大人数の場合、リアルタイム位置情報共有サービス「LINE HERE」が便利です。
「LINE HERE」はLINEアカウントがあれば誰でも無料で利用可能。友だちや家族など、参加しているメンバー同士でお互いの現在地をグループ(シェアルーム)で共有できます。
詳しい使い方・アプリダウンロードはこちら。
(2) いつもの機能を活用する
■全員に現状を知らせる「ステータスメッセージ」
「ステータスメッセージ」は、「友だち」ページで自分の名前の横に表示されます。
そのため、LINEで友だちになっている人全員に自分の「ステータスメッセージ」を見てもらうことができるので、緊急時に今の自分の状況をみんなに知らせることができます。
■緊急連絡網として「グループトーク」を利用
LINEのトーク(メッセージ)機能は、複数人で同時にメッセージの送受信をすることができます。
例えば、家族5人やご近所さん30人など、緊急時に協力する予定のメンバーでグループを作っておくと、いざというときの連絡網として便利。すでに、一部の学校や地域では、LINEを保護者や家庭同士の連絡網として利用しているところもあるそうです。
また、相手がメッセージを読むと表示される「既読」の数で、全員から返事がなくても、50人中30人が読んだ、というような伝達具合もわかります。
■緊急時用のスタンプ
誰でもスタンプを作ることができる「クリエイターズスタンプ」には、緊急時にも便利なスタンプがたくさんあります。
急いでいて文章が打てないときなどには、スタンプで手軽に現状や意思を伝えることができます。
防災関連スタンプの一部:
「防災ぐるみ」
「天気と自然災害」
(3) 情報をLINEで受け取る
LINEにはたくさんの「公式アカウント」がありますが、その中でも災害時に役立つアカウントをご紹介。
■地震情報がLINEに届く「LINE NEWS」公式アカウント
普段はその日の話題がLINEで届きますが、大規模な地震発生時には号外として情報が届きます。
■首相からのメッセージがLINEに届く「首相官邸」公式アカウント
首相官邸の公式アカウント。暮らしに役立つ政策情報や、首相官邸にまつわる身近な情報などを配信します。
さらに、大災害などの緊急時には、災害関連情報も発信されます。
■各地域から情報を発信するLINE@アカウント
地方自治体などが開設できる「LINE@」アカウント。一部地域のアカウントでは、住民の皆さんにむけた災害情報などをLINEで配信しています。ご自分の住む地域のアカウントがあるか、確認してみましょう。
■LINEのシステム障害、被災地支援スタンプなどの情報をお届けする「LINEチーム」
LINEで安否を確かめたいのに、返事がない!LINEのサービス自体の障害発生?
そんなとき、LINEの障害情報は以下の各種アカウントからお知らせしています。
また、売上が被災地支援につながるスタンプの販売情報などもお届け。
Twitter公式アカウント
Follow @NAVER_LINE
Facebook公式ページ
https://www.facebook.com/jpn.LINE
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以上、LINEの活用方法を一部ご紹介しました。
災害は、いつ、どんなかたちで発生するか分かりません。家族みんなで話し合い、今回ご紹介したようなLINEの利用などを含め、いざというときに備えましょう。